15冊目『思い出のとき修理します』

  No.15 思い出のとき修理します

タイトル:思い出のとき修理します

著者　　：谷　瑞恵 様

出版社　：集英社文庫

思い出のとき修理します

さびれた商店街にある美容室と時計屋さんを中心に様々な人々の間で繰り広げられる止まって過ぎ去ってしまった過去と交わるはずのない未来。

仕事に恋に疲れた明里が引っ越した先は、昔行った事がある今は空き家の祖母のヘアーサロン。

商店街を訪れる過去のおもいでを修理したい人々、明里や時計屋さんもその一人でラストの色々なところがリンクしていくところなんかは一気に読んでしまいたくなりますので、電車の中など空いた時間で少しずつ読まれるような方はご注意下さい。
ちなみに私は通勤中に読んでいたので、仕事に集中出来なくて大変でしたw

皆が温かくて優しい相手の事を思いやってあげられるホッコリとした世界観です。

ここがポイント

小説を読む事で様々な人の目線で物事を見る事が出来ますし、想像の世界なのに、まるで自分自身が体験したかのようです。

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思い出のとき修理します